人生とは何か、人生に目的はあるのか、ふと考えることがあります。「人間は現世の物質世界だけで生き、死んでしまったらおしまいなのか?」など思いを巡らすのです。我々に意識がありこの世に存在していること自体が奇跡ではありますが、「一体我々の意識はこの世を去った後どうなるのだろう?」と、きっと私だけではなく誰もが考えることでしょう。

仏教の世界では輪廻転生という言葉があり、それを我々に示している人が実在しています。ある僧侶が没したときに遺言や遺体の状況、夢占いや神降ろしなどありとあらゆる手段を使って生まれ変わりを探し出し、その人物を僧侶にするというのです。ダライ・ラマはその人です。このような社会制度のもと、彼は宗教と政治両方の指導者になってから360年以上もの間そのポジションにいます。輪廻転生が本当ならば、彼は「あの世とこの世」を行き来していることになります。

もし、このような2つの世界が存在するのなら、あの世は楽屋裏でこの世は表舞台となり我々は今この瞬間もステージの上に立っていると言っても良いでしょう。しかし、この人生で何をどう演じたら良いのかわからず、右往左往して毎日を過ごしているというのが現実なのかもしれません。もしも、この人生に台本があるのなら占星術はそれを読み解くヒントとなり、人々の中に埋もれずに一人ひとり個性を持って輝いて生きていけるのでは… 等と、思いを巡らしながら日々研究に精進しております。

本ウェブサイトは人生の羅針盤となるべく、占星術と人生について情報発信していきます。

 

主宰:渡辺 昂貴